2月6日(火)有害鳥獣被害対策担当者・猟友会・行政あわせて15名で研修に行ってきました。

まず初めに、県農林水産部農林水産政策課主任技師亀山氏より、山口県の鳥獣被害対策について、被害の発生状況・被害対策の進め方・対策の取組状況を、項目ごとに話を聞きました。

被害は全県で約5億円、下関市は平成28年度増加に転じたそうです。

対策として①生息地管理、②防護、③捕獲 ということで亀山氏の話の後、鳥獣被害対策取組の先進地である山口市仁保地区鳥獣被害対策協議会の吉廣氏より、サル対策について実際に行っている活動等を聞きました。

対策として①鳥獣のえさ場にしない、②鳥獣が来たら追い払い、人間を恐れさせる、③鳥獣の苦手な環境を作る、④防護柵の設置、⑤あきらめない がポイントだそうです。

実際に「見回り隊を作り、定期的に巡回」、「花火の使用方法の講習と、花火の提供」、「サル情報を流し、花火を使って地区のみんなで追い払う」、「山裾の切り払いをし、見通しをよくする」、「モンキードッグの導入」等を行っているそうです。

あいにく雪のため、予定していた仁保地区の視察はできませんでしたが、山口県の鳥獣被害の現状、対策のあれこれ、今後のこと等について、さらに仁保地区の先進的な取り組みを聞き、有意義な研修を行うことができました。